1900年、倫敦に留学中の若き日の夏目漱石が出会ったのは、19世紀最高の魔術師・メイザースだった!! 文豪・夏目漱石が随筆『倫敦塔』には書けなかった、魔術をめぐる不思議な冒険。魔術師と文豪の異文化コンビが導く、歴史には記されなかった19世紀最後の物語ーー近代魔術史劇、ここに開幕!!
メイザース
マクレガー・メイザース。瞳の中に魔法円を宿す、強大な魔力を持った魔術師。「黄金の夜明け団」に狙われている。
夏目
後の文豪・夏目漱石。近代化し単純化する倫敦に不満を感じていたが、巻き込まれた事件をきっかけに魔術と出会う。
クロウリー
アレスター・クロウリー。後に20世紀最大の魔術師となるが、現在はメイザースの世話を焼く弟子っこ。
ウェストコット
普段は何を考えているのかわからない人。時として霊体を食べて、何がどうなっているのかわからない人。
星野泰視
【ほしの・やすし】
1997年デビュー。『哲也 -雀聖と呼ばれた男-』で第24回講談社漫画賞を受賞。「COMICリュウ」2014年6月号より『メイザース』を連載開始。