世間の片隅で三文小説を書いて暮らす冴えない独身男のダンナさん。
でも彼が暮らす古い木造家屋には、可愛くて家事上手なお手伝いさん・ヤイさんがいてくれる……。
照れ屋で気持ちを伝えるのが苦手なふたりの、恋愛未満ほのぼの日常物語。
ヤイさん
素直で明るく、ちょっと天然な女中さん。料理の腕はピカイチ。ダンナさんのことが大好き。
ダンナさん(柴谷広一)
売れない三文小説家。三十代、独身。
サエコさん
ダンナさんのいとこ。不動産屋で働くバリバリのキャリアウーマン。
キタムラくん
サエコさんの部下。サエコさんのことが好き。
セッコちゃん
祖父の喫茶店でアルバイトをする女子高生。柴谷広一の小説の大ファンだが、ダンナさんだとはまだ知らない。
喫茶 木もれ陽
無口なマスター。セッコちゃんの祖父。
杉崎トモヨ
新しく出来た杉崎写真館の館長&カメラマン。
マミコ先生
セッコちゃんの担任。ヤイさんにも読み書きを教えている優しい先生。
ゲンタロウ
ヤイさんの幼なじみで、村の役場で働くイケメン。
ワンコ
ヤイさんに拾われた。ダンナさんは犬アレルギーなので、ヤイさんがめんどうを見ている。
チョメ坊
マルカ
アサミ・マート
【あさみ・まーと】
昭和46年生まれ。東京都出身。男。ゲーム会社勤務を経て、2001年にデビュー。『木造迷宮』は「COMICリュウ」2006年創刊号より連載。第12回文化庁メディア芸術祭【審査委員会推薦作品】に選出されるなど各方面で好評を博し、現在も続く大人気連載となる。